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料理や手仕事、日々のよもやま話をつづります。
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主人が咽頭の腫瘍摘出手術を受けてから3年経ちました。

放射線や抗がん剤治療による脱毛や、やけど状の皮膚の爛れ、味覚障害は何とか改善してきたのですが、今だに大変なのが、片方の唾液腺を切除した事による唾液の分泌不足、いわゆるドライマウスです。

以前は大好きだったクッキーやスナック菓子などの乾き物を食べると、パサパサしたままの状態で口の中にくっついて上手く飲み込めないのです。

コロッケやカツの衣も、そのままだとチクチクして、喉に突き刺さるような感じなので、タレやソースでふやかして、なおかつ飲み物と一緒に流し込むので、水分でお腹がいっぱいになり食事の量が増えません。

体重もなかなか戻りません。出来るものなら、私のを分けてあげたいくらいです。

そんな中、ドライマウスについての正しい理解と対処法の普及や、受け皿となる医療機関を増やすことを目指して活動をしている 『 ドライマウス研究会』 という団体があると知りました。

ドライマウスになると、口の中がいつも乾いているので、水分補給による保湿が欠かせない事や、唾液の分泌を促す為に、ガムを噛んだり、飴を舐めたりする事が多いのですが、例えば、いつも行っているスポーツジムでは、ガムを噛みながらのエクササイズやトレーニングは原則NGなので、事情を知らない人からは、エチケット違反と思われてしまうかもしれないというジレンマがありました。

なので、主人も我慢してジムではガムは噛まないようにしていました。

ピンクリボン呈示などのように周囲の方の理解が深まれば、生活の質 ( QOL ) が上がると思うので、どういう団体か、東京まで話を聴きに行ってみました。

ちょうど講習会があり、一日のカリキュラムを受講すれば、ドライマウスカウンセラーとして認定されるとのこと。

東京大手町の会場には多くの方が来られていました。

ドクターやスタッフなどの医療機関の方や、製薬会社の方、医大の学生さんがほとんどでしたので、専門的な話や、手術や患部などの生々しい映像もあり、患者とその家族、という立ち位置の我が家にとってはとてもディープでハードな一日でした。

しかし、医療現場の実態や関係者のここだけのぶっちゃけトークなども聴けて、非常に有意義な時間を過ごせました。

おかげさまでドライマウスカウンセラーとして認定されましたので、これから地道に活動していきたいと思っています。




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